カラー複合機の寿命を決める三つの要素

カラー複合機の寿命を決める三つの要素

オフィスにカラー複合機を導入すると、どれだけ使用できるのかが大きな問題になります。購入してからどれだけで次の複合機を購入しなければならなくなるかを考える上で必須であり、それに応じて資金計画を立てなければならないでしょう。

寿命の長いカラー複合機を手に入れたら長く使えると考えられますが、機種による大きな違いはあるのでしょうか。また、寿命を伸ばすために必要な要素についても理解してどのような形で導入するかを検討しましょう。

目次

1.カラー複合機の寿命を決める印刷枚数と耐用年数

カラー複合機の寿命を決める印刷枚数と耐用年数
カラー複合機が故障して使えなくなってしまうのはいつかはケースバイケースですが、部品の一部に致命的なエラーが発生してしまうと使えなくなります。感光体や帯電ユニット、転写ユニットなどの様々な部品があり、その一つが故障するだけで使えなくなってしまいます。

電気的なトラブルや機械的なトラブルが起こるだけでなく、複合機の場合にはソフトウェアやネットワークに関するトラブルも起こり得るので寿命に影響するポイントは多岐にわたっています。しかし、決定的に影響するとされているのが印刷枚数と耐用年数であり、メーカーもこの観点から寿命の長さをアピールしているのが現状です。

耐用年数については複合機は減価償却資産として定められているので5年という法定耐用年数があります。メーカーもそれに準じて複合機の生産を行っているので機種間における違いはほとんどありません。

一方、印刷枚数については、印刷による部品への影響がスキャナーやFAXなどの他の機能に比べると大きいため、最も寿命を左右する要素とされています。メーカーでも何枚印刷できるかをテストした上で市場に出しているのが現状です。

寿命に到達する印刷枚数は一時代前に比べると増えていますが、現状ではどの機種でも300万枚というのが基本になっています。月間を25日として計算したオフィスでの印刷枚数に換算すると、300万枚を5年間で印刷するとしたら1日あたり200枚、月間では5万枚です。平均的なオフィスでの印刷枚数としては妥当なものとして、この基準を目安にしてメーカーでも開発が進められています

そのため、あくまでメーカーで保証できる範囲は5年間、300万枚ですが、使い方によってはもっと長く使用できる可能性も十分にあるのです。カラー複合機を長く使っていけるようにするにはどうしたら良いかを考えた上で導入を検討する必要があります。

2.メンテナンスの状況も影響が大きい

メンテナンスの状況も影響が大きい
カラー複合機の寿命を左右するもう一つの要素として考慮する必要があるのがメンテナンスです。適切なメンテナンスを行いながら使用していれば経年劣化が進行しにくくなり、カラー複合機の寿命も延びていきます。

複合機に限らずIT系の機器を使用しているときに、ある故障を起こしてしまうと同じ故障が相次ぐことはよくありますが、これは周辺の部品などの劣化状況が同じ故障を起こしやすい状況を作り出してしまっているのが原因なことがほとんどです。

常に正しく動作する状態で維持することにより、他の部分の劣化も進行しにくくなります。定期的にメンテナンスを行って、劣化している部分については故障する前に部品交換や調整などをしてもらうようにすると長く使えるようになるでしょう。その上で重要なのがメーカーによる保守です。

カラー複合機を購入したときにはメーカーと保守契約を結ぶことができます。複合機の保守契約として一般的なのがカウンター保守、コピーキット保守、スポット保守ですが、この中でカウンター保守については定期的な点検とメンテナンスが契約内容に含まれているのが一般的です。

カウンター保守契約を結んだ場合には基本的には契約期間中はずっとメーカーが複合機を良好な状態に保ってくれる仕組みになっています。

メーカーには料金として印刷枚数に応じた費用を払うのが原則です。メーカーや機種によってモノクロ印刷、カラー印刷の1枚あたりの料金が決まっています。

1枚あたりの費用もトナーを購入するよりも安上がりになるように設定されていることが多いので、カウンター保守契約は印刷コストの面からもコストパフォーマンスが高い選択肢です。

この契約を結んでおけば定期的に不具合が生じそうな部分を修理しておいてもらえるので寿命も飛躍的に延びるでしょう。

3.カラー複合機の寿命についてのまとめ

カラー複合機の寿命は印刷枚数と耐用年数によって大きな影響を受けるのが特徴です。一般的な複合機では印刷枚数が300万枚、耐用年数が5年となっています。使用環境や使用頻度による影響も受けますが、もう一つ重要なのがメンテナンスが行き届いているかどうかです。

定期的に点検をして消耗品の交換や各部の調整をしてあると長持ちするので、長期的に使えるようにしたいというときにはカウンター保守契約を結んでおくのが安全策になります。